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所信表明(平成22年6月議会)

登録日:2011年03月21日

平成22年第5回朝倉市議会定例会
 


 本日ここに、平成22年第5回朝倉市議会定例会を招集いたしましたところ、皆様方にはご多忙の中、お繰り合わせご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
 本定例会は、私が市長就任後初めての定例会でございますので、今後の市政運営に対する私の所信や基本姿勢などを申し上げまして、議員の皆様をはじめ、市民の皆様、関係各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 このたび、多くの市民のご支援をいただき、おかげをもちまして第2代朝倉市長として、市政を担当させていただくことになりました。私に寄せられた期待と責任の重さを思いますと、本当に身の引き締まる思いであります。
 さて、朝倉市は、平成18年3月に1市2町が合併して誕生し、5年目を迎えました。これからは、真の一体性を確立することが重要であります。そのためには、甘木地区、朝倉地区、杷木地区それぞれの特色を生かした、均衡ある発展を基礎とし、住民福祉の向上と活気に満ちた魅力あるまちづくりを進めることが必要であると考えております。
 現在の朝倉市において、少子・高齢化への対応、環境問題、農林業の活性化、基幹道路網の整備促進、商工業の振興、戦略的観光振興、行財政改革の推進と、取り組むべき課題は多岐にわたっています。
 世界経済を見てみますと、リーマンショック後の経済の建て直しが進む中で、ギリシャにおいて金融危機が勃発し、不安が広がっています。我が国においてもデフレと雇用不安が長期化しており、この状況は朝倉市においても同様です。
 私は、何とかこの閉塞感を打破し、明るい未来に向かって進んで行けるよう力を尽くしたいと考えております。積極果敢に、率先して課題に挑戦し、市民の皆様、そしてその代表である議員の皆様とともに、ふるさと朝倉市の未来を切り開いていく決意であります。
 地方分権が進む中で、自分たちのことは自分たちで責任を持ってやる、それぞれの自治体の自治の形が厳しく問われる時代となっております。課題を市民に示し、意見を聞き、その英知を結集して、朝倉市みんなの力で解決に当たることが必要であります。
 また、朝倉市は多くの財産を持っています。豊かな自然環境に加え、歴史と文化、秋月・三連水車・原鶴温泉に代表される観光地、フルーツなどの特産物があり、地理的には福岡都市圏や久留米市と近距離に位置し、交通面では甘木鉄道、西日本鉄道甘木線の始発駅に加え、大分自動車道のインターチェンジを3つも有していることによる高い利便性があります。そして、忘れてはならない最高の財産は、私たちの未来を一緒に築いていける、私が生まれ育ったこの朝倉市民の皆様であります。
 私は、マニフェストで七つのビジョンを掲げました。安心して子どもを生み育てられるまち「朝倉」、環境を大事にするまち「朝倉」、心ゆたかに安心して暮らせる福祉のまち「朝倉」、農業・林業の盛んなまち「朝倉」、インフラ整備と商工業の振興で働く場のあるまち「朝倉」、誰もが訪れたくなるまち「朝倉」、クリーンで健全財政のまち「朝倉」。そして、42項目について皆様にお約束をいたしました。
 その約束を果たすため最初に取り組みますのが、就学前の子どもの医療費を無料化するという事項であり、プレミアム商品券の補助などいくつかの事項と併せて、本定例会に提案いたしております。
 約束した事項の中には、直ちに実行するものだけでなく、時間を要するもの、準備して進めるものもございますが、「鉄は熱いうちに打て」といわれるように、いずれも強い意志を持ち、スピード感をもって推し進めなければならないと考えております。
 私は、皆様とともに、親と子と孫が一緒に暮らす「朝倉市」を目指して参る所存であります。皆様のご協力を心からお願い申し上げ、市長就任の所信表明といたします。

 

 

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