食料・農業・農村基本条例を制定(平成23年2月15日号)

◆「朝倉市夢と緑を育む 食料・農業・農村基本条例」を制定しました

 市は、平成22年12月に食料・農業・農村についての基本的な事項を定めた条例を制定しました。

 【条例のコンセプト(基本的概念)】
『みんなで支えよう 朝倉市の農業・農村』

 この条例は、朝倉市の食料・農業・農村の現状や重要性を市民に広く理解してもらうため、前文を置いています。

 前文 (一部省略)
 朝倉市の農業は、自然豊かな環境と先人たちの英知と努力によって、多彩な農産物を生産し、県内有数の産地を形成してきました。
 農業・農村は、食料を供給するだけでなく、美しい自然環境の形成や水源のかん養等の計り知れない恵みをもたらしています。
 また、農業は、農家の生活を支え農村を形成し、集落機能により地域社会に大きな役割を果たしています。
 しかしながら、近年の農産物輸入の自由化や食生活の多様化等によって、農産物の価格の低迷など農業は厳しい状況にあり、農業者の高齢化や担い手の減少、遊休農地の増加、過疎化による集落機能の低下や存続の危機など、様々な問題が発生しています。
 このような中、市の農業・農村を振興するためには、競争力のある農業を確立させることはもとより、市民一人ひとりが、食料・農業・農村の市民生活に果たしている役割について理解を深め、地産地消や食と農に関する知識の習得などに取り組むことが重要です。
 市民、農業者・農業団体、食品産業の事業者、行政の協働によって、農業・農村を市民の貴重な財産として育み、次代に引き継ぐ必要があります。

制定の趣旨

 この条例は、農業の振興を図っていくことを目的としていますが、昨今の農業を取り巻く情勢は、農業に対する振興策だけでは困難な状況にあります。
 農業は、農産物を生産するだけでなく、農家を支え農村を形成し、農村は、集落機能によって水源のかん養などの多面的機能を有し、その恩恵は市民みんなが受けています。
 この農業が市民に果たしている役割について、市民の理解を深め地産地消など、みんなで農業を育んでいくことが農業を振興して行くうえで必要不可欠になっています。
 それぞれの立場で農業を理解し、農業を貴重な財産として市民みんなで育んでいくために、この条例を制定しました。

基本理念(要旨)

 市の食料・農業・農村のあるべき姿として、次のようなことを目指しています。

「食料」
◎安全で安心な農産物の安定的な生産・供給と市民の信頼の確保
◎食育に対する理解促進と地産地消の実践
◎農産物の地域外への供給による農業の活性化

「農業」
◎農地、農業用施設等の農業資源や多様な担い手を含む農業者の確保
◎地域の特性に応じた収益性の高いゆとりある農業経営
◎自然環境と調和した持続的な発展

「農村」
◎良好な自然景観の形成、水源のかん養、生物の多様性の保全等の多面的な機能を有する、人と自然の共生の場
 基本理念を実現するために、それぞれの立場で役割を担うこととしています。

責務・役割(要旨)

「農業者・農業団体」
 安全・安心な農産物を安定的に生産し、収益性の高いゆとりある農業経営に向け、創意工夫を活かした農業生産と地域づくりに主体的に取り組みます。

「市民」
 食料・農業・農村の市民生活に果たしている役割について理解を深め、食育の重要性を認識し、地産地消に努めます。

「食品産業の事業者」
 食料・農業・農村が市民生活に果たしている役割について理解を深め、地産地消と食品の安定的な供給に努めます。

「市」
 基本的施策の推進とそれを計画的に推進するための基本計画の策定を行います。
 市は、次に掲げる事項に必要な施策を推進することを規定しています。

基本的施策(要旨)

◎多様な担い手・後継者の育成・確保
◎産地の育成と収益性の高い農業経営の確立
◎農産物に対する消費者の信頼の向上と消費・利用・流通・販売の促進
◎生産基盤・優良農地の確保と多面的機能の発揮
◎食育や地産地消
◎農業・農村に関する情報の提供と市民の理解の促進

 条例の全文については、朝倉市ホームページの「くらしの情報」の「農業」に掲載しています。(http://www.city.asakura.lg.jp/)

※詳しくは、市農業振興課(52-1427)へ。

Q&A

Q1.朝倉市は「県内有数の産地」とあるけど、その順位はどのくらいですか?
A1.平成17年の農林業センサスによると、朝倉市の順位は次のようになってるよ。
《県内1位》
◎ねぎ・日本なし・かきの収穫量
◎きゅうりの作付面積
◎パンジー・サルビアの出荷量
◎肉用牛飼養頭数

《県内2位》
◎耕地面積
◎農業算出額
◎いも類・畜産生産額
◎たまねぎ・ももの収穫量
◎乳用牛飼養頭数
◎採卵鶏飼養羽数
 朝倉市はこれらを誇る産地で、それだけに農業が地域や市民を支えているんだ。

Q2.「食料・農業・農村の市民生活に果たしている役割」ってなに?
A2.農業は、農産物を私たちに供給するだけでなく、農村は農業によって成り立っている集落が多いんだ。その農村の田や畑は、山林と同様に自然景観の形成、水源のかん養や洪水防止、生物の多様性の保全などの多面的機能を持っていて、農業生産活動を行うことによって維持されている。この多面的機能は、農村に住む人たちだけでなく都市部の人たちにも恩恵を与えているんだよ。

Q3.「食育」ってなに?
A3.食べ物をいただくというのは、生きる上での基本だよね。でも、ただ「食べる」ということではなくて、安全性・栄養バランス・家族とのコミュニケーションや食文化など、健全な心と身体を培い豊かな人間性を育むための大切な役割が「食」にはあるんだ。その知識の習得や料理体験、豊かな食生活を実践することが食育なんだよ。

Q4.「地産地消」でどうなるの?
A4.私たち市民が地元農産物を消費・利用することで、市内の農業・農村が元気になる。それは、農地や農村が守られ多面的機能が維持されることになって、自分たちにもその恩恵が返ってくることにもなるんだよ。また、「フード・マイレージ」と言って、食糧の輸送に伴い排出される二酸化炭素の量が少なくてすみ、地球温暖化防止にも役に立つんだ。だから地元農産物を選び買い支えてほしいんだ。

お問い合わせ
総務部 人事秘書課
電話番号 : 0946-22-1111
ファックス番号 : 0946-22-1118
メールアドレス : jinji@city.asakura.lg.jp
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