リビングシリーズ(平成23年4月1日号)

◆人権

正しい知識で人権への配慮を

 AIDS(エイズ)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)による感染症で、免疫機能の低下等によりさまざまな病気が発病した状態をいいます。血液や体液から感染し、日本では性行為で感染するケースが約9割といわれています。
 HIV感染者・AIDS患者に対する偏見はまだ根強く残っています。以前はHIV感染者と疑われただけで、職場解雇、就職や入学の拒否、学校でのいじめ、近所からの嫌がらせで引っ越さなければならなくなったりするなど、さまざまな差別があっていました。
 間違った知識やゆがめられた情報が、この病気を実態以上に恐ろしく、手のつけられないもののように見せています。多くの人に、この病気は自分とは関係ない世界で起こっていると感じさせ、治療や予防の対策を進めにくくする原因にもなっています。
 しかし実際は医学の進歩で、ウイルスを減らす効果的な治療薬がいくつも開発されています。すでにHIV感染者は、体の中のウイルスとうまくつきあいながら、長く生きられるようになってきています。しかし、この事実を知らず、治療法がない病気のように思っている人が、今でもたくさんいます。
 「よく知らないから」「自分には関係ないから」と距離を置いてしまうことは、差別を温存することにもつながります。正しい知識を持って、病気・人権に配慮することが必要です。
●レッドリボン
 レッドリボンは、HIV感染者とAIDS患者への理解と支援のシンボル。「私は感染者・患者を差別しません」という気持ちを表しています。

※人権に関する問い合わせは、市人権・同和対策課へ。

◆年金

国民年金保険料の学生納付特例制度

 日本に住んでいる20歳以上の人は、国民年金に加入して、保険料(平成23年度は月額1万5020円)を納めることになっています。
 しかし、学生で所得のない人は、申請して承認されると在学中の国民年金保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」があります。対象となる学生で、保険料を納めることが困難な場合は、そのままにせず申請しましょう。
●対象となる学生
 日本国内の大学(大学院)、短期大学、高等学校、高等専門学校、専修学校および各種学校(修業年限が1年以上の課程)に在学している人。夜間・定時制課程や通信課程の人も含む。
●承認期間
 4月または20歳になる誕生月~平成24年3月まで。
 平成23年度の申請は、住民票のある市区町村役場で、4月1日から受け付けます。なお、承認を受けるためには、毎年、申請する必要があります。
●申請に必要なもの
 年金手帳、印かん、在学証明書または学生証の写し(有効期限が記載されたもの)など。
●申請場所
 市保険年金課、朝倉支所市民福祉係または杷木支所市民福祉係の国民年金担当窓口。
 ただし、3月末までに南福岡年金事務所から学生納付特例申請用のハガキが届いた人は、必要事項を記入の上、南福岡年金事務所に提出すれば、市区町村役場へ申請する必要はありません。
 また、学生納付特例期間中の保険料は、10年以内ならさかのぼって納めることができます。ただし、2年を経過した月の分からは、当時の保険料に加算金がつきます。
 
※年金に関する問い合わせは、市保険年金課へ。

◆歴史

甘木盆俄 朝倉市指定 無形民俗文化財

 甘木盆俄は、祇園社(現在の須賀神社)の開山式で奉納された風流がその起源とされています。
 「祇園会記録帳」によると、元禄12年(1699年)に庄屋町の原喜左エ門が、子どもに踊りを教えて祇園社に奉納し、甘木の町中を公演して回ったことに始まると伝えられています。その後、現在の歌舞伎の形をとるようになり、夏の行事である山笠とともに甘木町をあげて賑わうようになりました。
 文献によれば、演者は甘木町の東西から、9歳~11歳の子どもが選出され、その演技は非常に達者であったようです。
 この公演が、祇園会と盆の年2回催されるようになったことから、「盆俄」と呼ばれ始めました。明治以降、中断と再開を繰り返しましたが、地元の人々の努力で、昭和56年に本格的に復活公演が開催されました。以来、開催日を10月に変え、「甘木盆俄保存会」による公演が続けられています。

※このコーナーに関する問い合わせは、市文化課へ。

◆男女

メディア・リテラシー

 「メディア・リテラシー」とは、情報を自分で読み解き、発信していく能力のことです。
 平成20年、山崎直子さんが宇宙へ行ったあと「ママ飛行士 宇宙へ」という一言が流行しました。
 この言葉は「子どもを持つ女性」が宇宙飛行士になったことが話題の中心となっています。しかし本来、山崎さんはママだから評価されたのではなく、能力を評価されて宇宙へ行ったはずです。
 以前、職業の前に女性と付けていた時代がありました。しかし、女性の社会進出とともにそうした言葉は少なくなりました。「ママ~」と「女性~」という表現は同じだと思いませんか。
 私たちはメディア(新聞やテレビなどの情報媒体)から無意識に情報を受け取りがちです。例えば「1割も増加した」と聞いたときと、「1割しか増加しなかった」と聞いたときでは、その印象は異なってきます。
 また、女性は家事・育児に励み、男性は夜中でも会社で仕事をこなす。そんなコマーシャルばかり流れていたら、女性は家にいて、男性は時間に関係なく働くことが当たり前というような偏った情報を、性別に関係なく気付かないうちに刷り込まれてしまう可能性があります。
 国連の世界女性会議では、「メディアは、社会に与える影響がとても大きい。だからこそ、その中で描かれる女性像は多様であるべきである。そして、メディアの中にたくさんの女性が入っていくべきである。さらに、決定権のあるところにいるべきである。」と示されています
 男女が個人として尊重され、共に支え合う男女共同参画社会を築くためにも「メディア・リテラシー」を高めることが大切です。

※このコーナーに関する問い合わせは、市企画政策課へ。

お問い合わせ
総務部 人事秘書課
電話番号 : 0946-22-1111
ファックス番号 : 0946-22-1118
メールアドレス : jinji@city.asakura.lg.jp
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