コントロールが難しい糖尿病で『HbA1cが改善し、薬を飲む必要がなくなった!』木本信夫さんにお聞きしました!

朝倉市の特定健診受診者の健診結果で6割の方が高いHbA1cを、生活習慣の改善で順調に下げ、内服薬が不要となった

木本信夫さん(68歳)(平成28年4月1日現在)にお話をお聞きしました。  

 ※HbA1c(グリコヘモグロビン)とは・・・
HbA1cで過去1~2か月の血糖状態を把握します。
HbA1cは赤血球の中で体内に酸素を運ぶ役目のヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したものです。
糖化ヘモグロビンともいい、血糖値が高いほどグリコヘモグロビンが形成されやすくなるので、糖尿病の患者さんでは、血液中にHbA1cの著名な増加がみられます。

             

 (1)糖尿病と診断されるまではどのような生活を送っていましたか?

 40歳中頃から糖尿病の予備軍と言われていました。実は、若い頃は暴飲暴食をよくしていたし、特に30歳代は焼肉にウイスキーに…、とにかくとても人に言えないような、ひどい食生活を夜中遅くまで平気で繰り返していました。

 50歳頃に市の健診で尿糖が出たので、精密検査を受診してみると、「間違いなく、立派な糖尿病!」と言われました。しかし、薬の治療が開始されることもなく、父系統に糖尿病も多かったので、「これは家系だな。」と思い、特に驚きもせず、その後受診はしませんでした。血糖値もHbA1cも何も気に留めていませんでしたので数値がどれくらいだったかは全く覚えていませんが、かなり高かった記憶はあります…。 

 今となっては、若いころの暴飲暴食も、糖尿病診断後の放置も、本当に危険なことをしていたな…と実感しています。

 市の健診もたまに受けていましたが、何も症状はなかったことから、8年ほど放置した形になっていました。

 58歳頃に「高取山に上ろう!」と友人に誘われ、体力向上のために散歩を始めたのですが、胸に違和感を覚えて、それが10日ほど続き、自分でもおかしいと思い近医を受診したら、24時間ホルタ-心電図をつけることになり、「狭心症」と診断されました。

 結果と共にすぐに紹介状が出て、翌日に朝倉医師会病院を受診しましたが、負荷テストをする前から車いすに移動させられるくらい安静が必要な状態だったようで、負荷テストも波形の乱れからか途中で中断となりました。

 約1ヶ月の検査入院…。心臓カテーテル検査で冠動脈が5か所つまっていました。糖尿病の治療も始まり、冠動脈バイパス術を受けた後は約2週間の入院リハビリ…。この入院時の教室で学んだことが、健康づくりを意識して運動を実践する大きなきっかけになったと思います。

  

 (2)糖尿病と診断されてからはどのような生活を送っていましたか?

 とにかく、糖尿病の内服をきちんとしながら、運動はウォーキングを継続していました。しかし、長年HbA1c7.5くらいで経過し、なかなか思うように下がらない状況でした。

 転機になったのは、健康づくり推進員をしていた64歳の時に、友人の誘いもあって軽い気持ちでステップリーダー養成講座を受講したことです。

 受講中はステップ運動を中心とした様々な健康づくりの基礎を学びつつ、1日60分のステップ運動を心がけて実践しました。当時は、夜中に発汗が激しくなって低血糖になった事もありましたが、医者に状況等を相談しながら、日々の食事や運動を出来る限りで改善していく中で、徐々に内服量が減っていきました。

 そして、今から2年前の66歳の時に、何と糖尿病の内服薬はゼロになりました!現在もHbA1cは6.0前後で経過し、狭心症の症状もなく、元気に楽しく過ごせています! 

 今振り返ってみると、ステップ運動を始めたことが本当によかったと実感しています。体力が続く限り、死ぬまでステップ運動は続けていきたいと考えています!

 

(3)現在も継続して努力している事は何ですか?また、頑張ってよかったと思うことなんですか?

   今も続けていることは、

 

 ・体重のコントロール、自己管理(とにかく、数字を記録する)

 ・定期的に受診し、医者にきちんと相談する

 ・夕食はどんなに遅くても7時前後に食べる(飲み会の日以外)

 ・食事のカロリーを気にする(1日1,800キロカロリー程度)

 ・晩酌は(基本)しない

 ・1日合計60分くらいを目標にステップ運動をする

 

 などです。出来ることから始めましたし、今は生活の一部になっていますので、きついなんていうことはないです。たまに、さぼりますから(笑)

 また、ステップリーダー養成講座を終了した後は、地元の泉新河町でステップ運動教室を立ち上げましたが、ステップ運動を始めて1年くらいで体重が落ち始めて、当時約70kg前後あった体重が今は60kg前後をキープしています!それもHbA1cの改善につながっています!実際、私の場合は、体重が3~4kg増加するとHbA1cは0.4~0.5くらい上昇するようで、特に正月等は注意が必要な時期ではあります。

 よかった事は、血糖値が下がった事、薬がなくなった事、体重が落ちて腹回りがすっきりした事、ステップ運動を通じてたくさんの人に知り合えた事など、まだまだたくさんあります。でも困ったこともありました…。服のサイズが合わなくなって着れる物がかなり無くなってしまいました(笑)

 

(4)糖尿病で悩んでいる方にお伝えしたいことは? 

 とにかく、健康診断や病院受診など、きちんと定期的に検査を受けて、まずは自分のからだの状態(数値)を知ることが重要だと思います!

 そして、

 

 ・早め早めに対応し、治療はしっかり継続する事

 ・自分の体は自分で守る意識を持つ事

 ・食事と運動をおろそかにしない事

 ・体重や血圧、歩数など自分で測定し数値を知る事

 

 が大切だと実感しています。

 

 私は、生活習慣病と言われるように、糖尿病をはじめとする様々な病気は毎日の生活と色々つながっていると思います。

 食事や運動などの生活習慣の改善は自分自身が出来ることから始めて、自分の体は他人に任せるのではなく自分で守る事がおのずと健康づくりにつながり、楽しい生活になっていくものと思っています。

  

  (編集後記)
 糖尿病の内服薬が不要になるほどの改善は稀ではありますが、日々の努力の実直な積み重ねで人生を好転させた木本信夫さんにお話を伺って、今回は3つのポイントが良好な結果に繋がったと感じました。


(1)定期受診の重要性を理解し、医師と相談し学習しながら治療を継続した事。
(2)食事と運動の改善目標をしっかりと立て、実践し続けた事。
(3)様々な数値を記録し把握して自己管理に努めた事。


 木本信夫さん、貴重な体験談をありがとうございました!

お問い合わせ
保健福祉部 健康課
電話番号 : 0946-22-8571
ファックス番号 : 0946-23-0732
メールアドレス : kenkou@city.asakura.lg.jp
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