平成２９年２月１６日に市とキリンビール株式会社福岡工場との間で「災害時における飲料水の提供協力に関する協定書」締結の調印式を行いました。
【 協定書を交わした森田市長と小高工場長（右） 】
平成２８年１月の記録的な寒波の影響で、各地で水道管の凍結により漏水が発生し、特に杷木地区においては、漏水量が給水量を上回り、やむなく夜間の計画断水を行わざるを得ない事態となりました。
幸いにも皆様のご協力を頂きまして、短期間の断水で済みましたが、地区内には病院等治療に必要な水を切らすことが出来ない施設があり、その確保に苦慮しました。この経験を踏まえ、今後の災害対応を検討するなか、キリンビール株式会社福岡工場より朝倉市に立地する企業として地域に根差した取り組みと貢献が出来ればということで、工場内の浄水施設の水の提供の申し出がありました。
市の浄水施設が被災し、機能が停止した場合、病院等の重要施設への給水手段として有効であると考えられることからその申し出を受けることとし、詳細について協議を重ね、協定書締結の運びとなりました。
この協定により、市は災害発生時（市の浄水施設が被災し、機能が停止した場合）に、キリンビール株式会社福岡工場から無償で給水の提供を受けることになります。