特定健診について 

 最近、テレビや新聞などでよく取り上げられることの多いメタボリック・シンドロームをみなさんはどのように受け止めていますか?

少し太り気味だけど体の調子はいいので心配ないと思っている方もおられることでしょう。

メタボリック・シンドロームには普通は症状がないので放置される方が多いのですが、後になって色々な病気を引き起こすところに怖さがあるのです。
 

メタボリック・シンドロームとは、肥満、なかでも内臓に脂肪がつく「内臓型肥満」に加え、さらに高血圧・糖尿病・高脂血症(脂質異常症というようになっていますが)のうち2項目以上あてはまる状態をいいます。

それぞれの検査値の異常の程度は軽くても、肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症の4つの危険因子が重なると動脈硬化が進行しやすくなり、狭心症や心筋梗塞(併せて虚血性心臓病という)や脳卒中などの発症の危険性が高まることが問題なのです。


 これまでの検診では、高血圧・糖尿病・高脂血症になっている人を早期に発見し、早期に治療することが重要とされてきました。もちろん、これも大切なことなのですが、メタボリック・シンドロームの概念に基づき始まった特定健診、通称メタボ健診では、検査値の異常が軽度で薬を服用するまでには至っていないうちから、生活習慣の改善などを促すことにより、虚血性心臓病や脳卒中などの発症を予防することに重きをおくようになっています。


 では、その対策ですが、その中心はなんといっても毎日の食生活、運動、そして意外かもしれませんが禁煙です。
 まず、食生活の基本としては1日3食をバランスよく食べることです。甘いもの、塩辛いもの、油っこいものを食べ過ぎない、アルコールを飲み過ぎず、週に1~2日は肝臓がお休みできる休肝日を設けることです。自分の食生活を振り返ってみて、たとえば、満腹になるまで食べたり、夜遅くまで食べたり、ながら食いしたり、缶コーヒーやジュースなど清涼飲料水を飲み過ぎていませんか?心当たりのある方は、早速変えられる所から変えていきましょう。
 

 次は運動についてですが、スポーツというより歩くことです。朝倉は農作業をされている方が多く体を動かしていることにはなりますが、やはり時間を作って毎日30分くらい早足で歩くこと、ウォーキングが一番いいようです。膝や腰に痛みがある方はプールでの水中歩行もお勧めですが、頑張りすぎると新たに病気を引き起こしてしまうこともありますので、特になんらかの病気で薬を服用している方はかかりつけ医に相談してから行うほうがよいでしょう。
 

 最後は禁煙についてです。タバコを吸い続けることで肺がんの心配をされる方が多くなりましたが、タバコは血管にも悪影響を与えることもわかっており、結果として動脈硬化を促進し、虚血性心臓病や脳卒中などが起こりやすくなるのです。禁煙の話題さえして欲しくない方もいらっしゃいますが、吸い続けることで目に見えないところで悪さをし続けているのです。真剣に禁煙を考えてみませんか。
 

 異常がメタボ対策の基本ですが、朝倉市になる前の旧朝倉町の時から、誕生月検診では、10年以上前から考えられていたメタボリック・シンドロームやそれに類似した考えに基づき、結果説明や結果表の作成にあたってきています。

実際、誕生月検診を続けたことで旧朝倉町の時代は福岡県のなかでは医療費がかなり少ない町でした。このことに注目した名古屋大学医学部とメタボ対策などについて共同研究を行いました。


 特定健診、通称メタボ健診は今まで受けてこられた誕生月検診を受けてもらえれば、メタボ健診の項目も含まれていますので心配ありません。

メタボ健診は、血液検査や尿検査が主で、胃透視・胸部レントゲン検査・エコーなどは含まれていません。メタボ健診のみを希望される方もいますが、できれば1年に1回は誕生月検診を受けてください。

メタボリック・シンドロームで何らかの症状が出ることはありません。どうもないからと、検診で異常を指摘されてもほったらかしにする事はやめてください。目に見えないところに病気は潜んでいるかもしれませんから、是非診療所を受診してください。
  

お問い合わせ
保健福祉部 朝倉診療所
電話番号 : 0946-52-1131
ファックス番号 : 0946-52-2612
メールアドレス : asaryo@city.asakura.lg.jp
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