県 有形(考古資料) 平成15年2月5日指定
神蔵古墳は古墳時代前期に造られた前方後円墳で、主体部の竪穴式石室はすでに盗掘を受けていたが、三角縁神獣鏡をはじめ鉄剣、鉄製鋤先などが出土した。また、墳丘の下からは住居跡が確認され、古式土師器などが出土している。特にこの鏡には、京都府椿井大塚山古墳の3面、神奈川県白山古墳と山口県御家老屋敷古墳から各1面の計5面の同范鏡(同じ鋳型で作ったと考えられる鏡)があり、大和政権との関わりを考える上でも貴重。

*甘木歴史資料館の展示は不定期で変更しておりますので、見学希望の方は事前にご確認下さい。