朝倉市 有形(考古資料) 昭和49年1月10日指定
宝暦5年(1755)、楢原の虚空蔵寺跡を開墾中に発見されたという。経筒は鋳銅製で、高さ31.9cm・筒身径7.9cmの四王寺型。経文は血を用いて書かれたと言われており、内容は無量義経、その後に奥書があり法華経序品第一へと続き、如来寿量品第十六の途中までが現存する。奥書には、奈良原山虚空蔵寺で僧能誉が天治2年(1125)に写経し、大治元年(1126)に埋納したとある。
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