過敏性腸症候群について

今回は過敏性腸症候群についてです。

過敏性腸症候群とは、下痢や便秘、腹痛を慢性的に繰りかえす病気のことを言います。原因の心当たりがなく、検査をしても異常が見つからないのに、下痢や便秘、腹痛を繰り返してしまうのです。命にかかわる病気ではありませんが、仕事や勉強など社会的支障が出て、人知れず悩んでいる人が多くいらっしゃいます。ストレスや不安・緊張など、精神的に負担のかかる状況で症状が悪化しやすいのも特徴の一つです。   

過敏性腸症候群には、下痢型と便秘型、それに下痢と便秘が交互に起きる混合型があります。下痢型は若い男性によく見られ、便秘型は女性に多く特に年配の女性に見られます。ただ同じタイプがずっと続くとは限らずタイプが変わることがあります。

 

感染性腸炎、腸内細菌のバランスの崩れ、ストレスなどが腸を過敏にさせます。

脳と腸には密接な関係があります。脳が不安・緊張を感じるとその情報が自律神経やある種のホルモンを介して腸に伝わり過敏になっている腸の動きに異常が生じ腹痛や便通異常が起きてくるのです。

診断するには医師が患者さんから話を聞く「問診」がとても大切です。「いつごろからか」「おなかの症状」「腹痛の有無」「便の形や硬さ」「ストレスの有無」

「これまでかかった病気」「服用中の薬」など様々です。これらは診断のための重要なデータになるので受診前にあらかじめメモしておくといいでしょう。

診断でもう一つ重要なのは「大腸がん」や「潰瘍性大腸炎」「クローン病」などの病気を見逃さないことです。

治療は、胃腸に負担をかけないよう注意する生活習慣の改善、腸の動きを整える薬物療法、心理面からのアプローチする心理療法の3が柱になります。食事を規則正しくバランスを考えて食べましょう。睡眠や活動の生活リズムを整えることで、自律神経やホルモンの働きを良くしてストレスをためないようにしましょう。

 

春は出会いと別れの季節でもあります。生活環境ががらりと変わる方も

いらっしゃると思います。体の異変に気づいたら、まず自分の体と向き合い、心と体のメンテナンスを心がけてください。

 

参考文献  

過敏性腸症候群どんな病気?対処療法 木下芳一 島根大学教授 きょうの健康2014.6 NHK

 

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