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痛風のはなし

登録日:2020年09月30日

  何の前触れなく、突然あなたを襲う「痛風」。男性が一生のうちに経験する痛みの中で、最も痛いといわれている病気です。

 痛風の患者は約100万人いるとされており、痛風予備群といわれる人は約1,000万人にのぼると推計されています。

 

 痛風の原因は高い「尿酸値」にあります。

 尿酸値は、健康診断の血液検査などで分かります。尿酸の数値が7.0mg/dLを超えた状態を「高尿酸血症」といいます。尿酸値が高ければ高いほど、また高尿酸血症の期間が長ければ長いほど、痛風を起こすリスクは高くなってきます。

 

 プリン体を多く含む食品を摂取することで、尿酸値が上がります。プリン体は肉や魚の内臓、魚卵などに多く含まれていますので、これらの食品の食べ過ぎには注意が必要です。

 そのほかに、ビールはプリン体含有量が多いといわれますが、そもそもアルコール自体に尿酸値をあげる働きがあります。そのため、ビールだけでなく、焼酎や日本酒を飲むことでも尿酸値は上がります。1日のお酒の適量は、ビールの場合は1500ml、日本酒の場合は1合程度といわれています。

 その他にも遺伝的に痛風になりやすい方や、ある種の薬の中には尿酸値を上昇させるものもあるので注意が必要です。

 

 痛風を発症していない場合でも、高尿酸血症があるだけで腎障害や尿路結石、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧を引き起こす頻度が高いといわれています。特に生活習慣病は放置すると、心筋梗塞や脳梗塞を発症する危険性があり、命に関わるような病気ですので注意が必要です。

 

 主に足の親指の付け根に激痛をきたす「痛風発作」を起こした人や、尿酸値が8.0mg/dLを超える人は薬による治療を行います。治療は、尿酸値6.0mg/dL以下を目標に行います。薬を飲めば、すぐに尿酸値は下がりますが、やめてしまえばすぐに上がってしまいます。

尿酸値6.0mg/dL以下を維持し続けるためにも、継続して治療を進めていくことが大切です。また、目標の数値を下回っているか確認をするためにも、治療を始めたら少なくとも年に数回は医療機関で尿酸値を確認しましょう。

 

 食生活を改善して肥満を解消することで、尿酸値を下げることが可能です。

皮下脂肪が蓄積すると尿酸の排泄が妨げられ、内臓脂肪が蓄積すると体の中で作られる尿酸の量が増えます。このように、肥満により尿酸値は上がってしまいます。そのため、食生活を工夫して肥満を解消することが重要になります。

 また、尿をアルカリ性にすることも大切です。尿酸は尿に多く排泄されますので、尿をアルカリ性にすることで尿路結石等を防止することができます。尿をアルカリ性にするためには、野菜、海藻類、乳製品などを多く取る必要があります。

 

 しかし、肥満の解消や尿のアルカリ性化することは大切ですが、それだけを意識してしまうと栄養バランスが偏ってしまいます。13食のバランスのよい食生活を行うことも心がけましょう。

 

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