【提言内容】
(1)昨今、IT基盤の小型化、大容量化、高集積化に伴い、AI、クラウド、ロボット、センサー、シュミレーションといった技術革新が起きている状況はご存じの事と思います。
それにより、従来、非IT化領域であった農業に於いても、農薬の自動適量散布や、バイヤーとの直接取引といった活用が見込まれています。
朝倉市の主要産業は農業であり、この技術革新の恩恵を受けるのは必然であると考えますが、市内にはIT企業が一つも無く、従ってIT人材も外注に頼る事になってしまうリスクも同時に存在します。
(2)朝倉市には、IT人材が就業可能な求人が基本的にありません。少子高齢化に歯止めをかける為には、高度人材の定住→産業の進化→付加(魅力)価値の向上が不可欠です。
(1)(2)より、市には、コンサルティングファーム等を利用して、積極的なIT企業誘致と、まちづくりIT化が急務であると考えます。
市でも情報収集をされておられるとは思いますが、5年後10年後、バーチャルが当り前の世界を見据えた検討状況を発信頂きたく思います。
【朝倉市からの回答】
朝倉市では、水田農業における担い手の減少・高齢化等の現状を踏まえ、GPS搭載乗用田植え機(自動直進装置)、コンバイン(収量・食味センサー)、ドローン、自動草刈り機の導入などのICT技術を活用した「スマート農業機械の導入」により、経営規模の拡大、省力化を進めております。
また、IT産業については、今後の朝倉市を担う重要な産業の一つであると考えられます。今後は企業誘致においても、国、県、他自治体における先進事例等の情報収集に努め、他業種と同様に積極的に取り組んでまいります。
現在は、IT技術の導入を様々な分野で検討している状況ですので、引き続き情報収集を行っていまいります。