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春バテ

登録日:2023年05月10日

みなさんは『春バテ』と言う言葉を聞いた事がありますか?

『春バテ』とは、医療用語ではなく、春先に感じる心身の不調のことを言います。主な症状は、だるさ、めまい、たちくらみ、頭痛、肩こり、イライラ、気分の落ち込み、疲労感などです。春は、気候はもちろんのこと、新しい職場や新しい仲間、引っ越しなど「変化」の多い季節です。春先の寒暖差に体が合わせようと無理をすることや、環境の変化にストレスや疲れを感じやすくなり、体と心にストレスを与えてしまうことで、自律神経が乱れがちになってしまいます。こうしたことが原因で『春バテ』が起こります。自律神経には全身の血管や内臓の働きなど、体中のすべての器官をコントロールする働きがあり、春バテ予防には自律神経を整えることが大切だと言われてます。

 

春バテの予防方法として、運動する、身体を温める、リフレッシュするなどがあります。

 

運動を習慣付けると、血流とともに代謝もよくなり体温があがりやすくなります。特にウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。有酸素運動は自律神経のバランスを整えるセロトニンの分泌を促し、心のバランスも安定しやすくなります。

日常生活では、いつもより速足で歩く、できるだけ階段を使うなど習慣にするだけでも、運動効果を得られます。

寝る前にストレッチを行うことも効果的です。気持ちいいと感じる程度の強度で、呼吸を止めないことを意識しましょう。部屋の灯を少し落として行うと睡眠の質を高めることもできます。

 

寒暖差が激しくなると、自覚症状がなくても知らず知らずのうちに体が冷えていることがあります。外出時は脱ぎ着ができる服装やカイロなどを準備し、身体が冷えすぎないよう心がけましょう。

 

余談ですが、426日は「よ(4)いふろ(26)」で日本入浴協会が「よい風呂の日」と制定しています。この日は、親子でお風呂に入って親子の対話を深めたり、家族同士のふれあいを促したりすることを目的としているそうです。

入浴はシャワーで済まさず、湯船に浸かることをおすすめします。3840度のぬるめのお湯に1520分程度入浴すると、身体の芯まで温まることで自律神経が整います。

 

新しい年度が始まり、新しい学年、新しい職場など新生活を迎える人もいるでしょう。ご自身が取り入れやすい春バテ予防法を実施し、元気にいきいき、気持ちよく健やかな春を楽しみましょう。

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