一部校区の児童・生徒を対象に、小規模校への通学が可能になりました。
市内の小規模校では、少人数で、その地域の自然や歴史を生かした特徴ある教育を行っています。
【プロジェクト実施内容】
〇対象となる学校
小規模校:(秋月小・蜷城小・秋月中)(転入する学校)
大規模校:児童生徒の増加が続く大規模校(立石小・甘木中)(転出する学校)
〇特定地域選択制による学校選択制の導入
大規模校2校(立石小・甘木中)の通学区域に居住する者について、従来の通学区域は残したままで、小規模校(秋月小・蜷城小・秋月中)
への学校選択を認める。
・立石小学校区居住 → 立石小に加え、蜷城小・秋月小への選択が可能
・甘木中学校区居住 → 甘木中に加え、秋月中への選択が可能
〇対象者
令和8年度に小学1 年生・4 年生、中学1 年生になる児童・生徒
※新1年入学時であっても年度途中は不可とする
※対象者の兄弟姉妹については、新1年入学時、小学校4年進級時以外でも可能とする
【取材内容】
(1)小規模校の魅力について
(2)学校との連携について
(3)各小規模校に就学する児童生徒の様子
(4)コミュニティが力を入れていること
〇蜷城地区コミュニティ
▲蜷城地区コミュニティ会長
(1)地域と学校との繋がりが深いのが魅力の一つ。
特に青少年赤十字活動を70年以上取り組んでおり、地域と関わる機会が多くある。
また、小規模校のならではだが、一人ひとりに目が行き届くため、手厚い教育を受けられるのが魅力。
(2)様々な面で学校とは連携を行っている。
地域文化祭やコミュニティセンターで行う図書祭り(読み聞かせ・寸劇など)、毎月地域の方がボランティアで
幼稚園・小学校に出向き読み聞かせも行っている。
また、令和7年11月には、長田川200周年事業で子どもたちにも研究発表会を行ってもらう予定である。
(3)「みんなが主人公!」
子どもたちみんな元気いっぱいで挨拶を進んで行っている。
そして、一人ひとりが自分の意見をしっかりと持ち、研究発表会等ではハキハキと発表を行っている。
(4)地域全体で子どもたちを見守り育てていくことを大切にしている。
また、蜷城の郷土を愛する子どもたちを育てていきたいと考えている。
〇秋月3地区のコミュニティ
(1)自然の中にある由緒ある学校
自然との触れ合いが多く、行き届く教育を行っているのが魅力。
(2)田植えや芋掘りなど自然の中で行う体験活動が多くある。
また、お祭りや体育祭、文化祭、餅つき、陶芸教室(作ったものを文化祭で展示)など
子ども中心のイベントがあり、地域と子どもたちの関わり合いが深い。
※各地区によって活動内容は異なります
(3)のびのびと育っており、自分の意見をしっかり持っている。
また、礼儀正しく、面倒見が良い子が多い。
学年を問わず、縦(1年~6年)の繋がりが良い。
(4)子どもたちが参加しやすいイベントを企画!
各地域ごとの体育祭はお祭りなど、子どもたちの思い出づくりを大切にしている。
地元を愛する子どもたちを育てていきたい。
また、秋月3地区で、年3回「学問のススメ」週間を定め、スマホの使用時間削減に向けて活動している。
▲秋月小中学校区のコミュニティ会長3名(左から安川 小幡会長、秋月 三隅会長、上秋月 手嶋会長)