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朝倉市ゼロカーボンシティ宣言を表明しました

登録日:2022年03月29日

 令和4年1月31日、朝倉市は、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて取り組むことを表明しました。

◆宣言文全容

 近年、世界各地では、猛暑や豪雨など地球温暖化が要因とみられる異常気象による災害が多発しており、我が国においても、巨大台風、集中豪雨等により各地で甚大な被害が発生するなど、気候変動の影響が顕在化してきています。

 このような状況を踏まえ、2015年に合意されたパリ協定では、「産業革命以前と比較して世界の平均気温上昇幅を1.5℃に抑えるよう努力する」との目標が国際的に広く共有されました。その後、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2018年に公表した特別報告書では、「気温上昇幅を1.5℃に抑えるためには、2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要」とされています。

 朝倉市に甚大な被害をもたらした平成29年7月九州北部豪雨では、改めて自然災害の脅威を認識させられ、森林や農地を保全・育成することの重要性や地球温暖化防止対策の必要性を突きつけられました。本市では、将来都市像である「人、自然、歴史が織りなす 水ひかる 朝倉」を環境面から実現するために、「”思いっきり しん呼吸” 天を知り、あさくらを照らす、人づくり」を目指す姿として、森林農地の保全、生物多様性の保全、健康で快適な暮らしの基盤づくり、循環型社会の構築、低炭素社会の構築、人材の育成などに取り組んでいます。自然豊かな美しいふるさとを取り戻し、将来世代にわたって安心して暮らせるまちづくりを進めていくためには、一人ひとりが環境問題を自身の問題と認識し、著しく変化を見せる地球環境への対策をこれまで以上に取り組んでいく必要があります。

 豊かな自然環境を未来へ引き継ぐため、市民や事業者の皆様とともに、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて取り組むことを、ここに宣言します。 

  朝倉市ゼロカーボンシティ宣言文

◆ゼロカーボンシティとは

 環境省が呼びかけている取り組みで、「2050年までに二酸化炭素の排出量を※実質ゼロにすることを目指す旨を表明した地方自治体」を『ゼロカーボンシティ』としています。

 ※「実質ゼロ」とは・・・二酸化炭素などの温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質ゼロにすることです。

 【環境省】地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況(外部サイトにリンクします)

◆環境大臣のメッセージ

 朝倉市ゼロカーボンシティ宣言に対して、環境大臣よりメッセージをいただきました。

  環境大臣からのメッセージ

◆「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取り組み

 朝倉市では、令和2年3月に「第2次朝倉市環境基本計画」を策定し、「循環型社会の構築」、「脱炭素社会の構築」等を目標に掲げ、市民・民間団体・事業者・行政それぞれが取り組みを進めています。また、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、「朝倉市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定し、市が行う事務・事業に伴って発生する温室効果ガスの削減に取り組んでいます。(第2次朝倉市環境基本計画、地球温暖化防止対策実行計画(事務事業編)及び実施状況報告書(令和2年度実績)については、下記の関連ページからご確認いただけます。)

 今後は、温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、市民等への省エネ促進の啓発強化、地域内の二酸化炭素排出量の把握・削減および再生可能エネルギーの導入等の取り組みを進めていきます。

私たちのアクションプログラム

 私たち一人ひとりが環境問題を認識し、日々の生活の中でできる地球温暖化防止の取り組みを始めていくことが、温室効果ガス排出量の削減につながります。日常生活における具体的な地球温暖化防止の取り組みを紹介しますので、できることから始めてみましょう。

1.電気等のエネルギーの節約や転換

アクション メリット
クールビズ・ウォームビズ(気候に合わせた服装と、適切な室温・給湯器温度設定)

▹気候に合わせた過ごしやすい服装・ファッションで効率の向上(冷房の効きすぎによる体温調整機能の低下防止等)

▹夏のスーツのクリーニング代節約、光熱費の節約

節電(不要なときはスイッチOFF) ▹光熱費の節約、火災等の事故予防
節水 ▹水道費の節約
省エネ家電の導入

▹電気代の節約ができる

▹健康、快適な住環境づくり(エアコンの新機能や扇風機・サーキュレーターとの組み合わせによる快適性・利便性の向上、冷蔵庫の新機能(鮮度保持や収納力向上)による食材の有効活用促進)

2.住居関係

アクション メリット
太陽光パネルの設置 ▹自宅に電源を持ち、余剰分は売電することが可能
蓄電池(車載の蓄電池)・畜エネ給湯器の導入・設置 ▹貯めた電気やエネルギーを有効活用することを通じて、光熱費の節約や防災レジリエンスの向上につなげることができる

3.移動関係

アクション メリット

スマートムーブ(徒歩・自転車・公共交通機関で移動、エコドライブの実施)

▹健康的な生活の促進(運動量の確保等)

▹同乗者が安心できる安全な運転、心のゆとりで交通事故の低減

4.食関係

アクション メリット
食事を食べ残さない ▹適量の注文により食事代を節約できる

食材の買い物や保存等での食品ロス削減の工夫

(食べきれる量を買う、工夫して保存し食べられるものを捨てない)

▹食費の節約(計画性のある買い物による節約)

▹家庭ごみの減量(生ごみの管理が不要もしくは低減)

▹過食・飽食の抑制、暴飲暴食の回避による健康維持

5.衣類、ファッション関係

アクション メリット
今持っている服を長く大切に着る(適切なケアをする、洗濯表示を確認して扱う)

▹使い慣れた服を長く使える、愛着がわく、こだわりを表せる

▹綺麗に管理することで、フリマ等に回すことができる

長く着られる服をじっくり選ぶ(先のことを考えて買う)

▹無駄遣いの防止(消費サイクルが伸びる)

▹使い慣れた服を長く使える、愛着がわく、こだわりを表せる

6.ごみを減らす

アクション メリット
マイバッグ、マイボトル、マイ箸、マイストロー等を使う

▹家庭ごみの減量

▹自分の好きなおしゃれなバッグや容器を楽しめる

ごみの分別処理(「分ければ資源」を実践する適正な分別、使用済製品・容器包装の回収協力) ▹家庭ごみの減量

7.買い物・投資

アクション メリット
脱炭素型の製品・サービス(環境配慮のマークがついた商品等の選択)

▹より簡易な包装の商品、環境配慮のマークがついた商品、詰め替え製品を選ぶことで自分の購買によって環境負荷低減に貢献できることが分かる

▹ごみの分別が楽になる(ラベルレスのペットボトル等)

▹市場への供給量が増え、商品の多様化・価格低減化につながる

8.環境活動

アクション メリット
植林やごみ拾い等の活動(団体・個人による地球温暖化対策行動や地域の環境活動への参加・協力)

▹環境を大事にする気持ちを行動で表せる

▹ゼロカーボンアクションの取組を発信・シェアすることで取組の輪を広めることができる

<出典>環境省「ゼロカーボンアクション30」アクションリスト    【環境省】COOL CHOICEゼロカーボンアクション30(外部サイトにリンクします)

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