令和7年度からの3年間、モデル事業として部分的な学校選択制度を試行しています。
一部校区の児童・生徒を対象に、小規模校への通学が可能になりました。
市内の小規模校では、少人数で、その地域の自然や歴史を生かした特徴ある教育を行っています。
【プロジェクト実施内容】
〇対象となる学校
小規模校:(秋月小・蜷城小・秋月中)(転入する学校)
大規模校:児童生徒の増加が続く大規模校(立石小・甘木中)(転出する学校)
〇特定地域選択制による学校選択制の導入
大規模校2校(立石小・甘木中)の通学区域に居住する者について、従来の通学区域は残したままで、小規模校(秋月小・蜷城小・秋月中)
への学校選択を認める。
・立石小学校区居住 → 立石小に加え、蜷城小・秋月小への選択が可能
・甘木中学校区居住 → 甘木中に加え、秋月中への選択が可能
〇対象者
令和8年度に小学1 年生・4 年生、中学1 年生になる児童・生徒
※新1年入学時であっても年度途中は不可とする
※対象者の兄弟姉妹については、新1年入学時、小学校4年進級時以外でも可能とする
【小規模校の魅力】
小規模校には、それぞれの魅力がたくさんあります。
〇蜷城小学校
70 年以上継続して「青少年赤十字活動(JRC)」に取り組んでいます。
特色ある教育活動・・・ごみ拾い登校や野菜の栽培などの「ボランティア活動」、リーダーシップを養うことを目的とした「気づき・考え・
実行する」の実践の場とする「トレーニングセンター」等
〇秋月小学校
秋月城址が付近にあり、観音山の麓にある、歴史と緑豊かな自然に囲まれた学校です。
特色ある教育活動・・・福岡市立小学校との「海山交流」、観音山での「体験活動(草スキー等)」、ゲームや歌で英語に慣れ親しむ
「ワールドタイム」(1年生からの英語活動)等
〇秋月中学校
少人数を活かした個別最適な学びでそれぞれの夢や希望に沿った学習指導を行っています。
特色ある教育活動・・・藩校稽古館の教えを生かした「夏講座」、秋月の歴史を学ぶ「秋月学」、豊かな自然の中で行う「茶摘み」、
「梅ちぎり」、「ほうけんぎょう」等
詳細につきましては、ホームページ下部に各小規模校のパンフレットを掲載していますので、ご覧ください。
※特色ある教育活動の様子は、市広報8月号(蜷城小・秋月小)及び9月号(※秋月中を予定)にて連続企画で掲載
【地域との連携】
小規模校では、下記のような行事等を通して地域と連携を図り、地域全体で子どもたちを育てています。
〇蜷城小学校
・(3年生)大好き蜷城『蜷城を花いっぱいにしよう』
地域の人と一緒にポケットパークの花を植えたり、菊づくりを行っている地域の菊名人の方に教えてもらったりしながら地域を花いっぱいに
する(※菊については、11月に美奈宜神社で行われている菊花展に展示を行う)行事です。
・(3年生)地域のお年寄りへお手紙書き
コミュニティの千歳弁当配食時に合わせて、学期に1回程度メッセージカードを書いています。また、老人会へお正月に年賀状を書いています。
・( 全 校 )特別活動「お年寄りにありがとうの気持ちを伝えよう」
地域に住むお年寄りに手紙を書き、敬老の日に渡しています。
▲菊花展 ▲メッセージカードへのお返事
〇秋月小中学校
・学社連携による夢カレンダーの配布
年間3回作成される「夢カレンダー」を地域の方々に配布し、地域全体で学校、地域コミュニティ、保育所それぞれの行事を把握・共有して
います。
・学問のススメの取組(大人は読書、子どもは計画的な学習を行う期間)
テレビ、スマートフォンなどのメディアの使用について、子ども(児童生徒、乳幼児含む)と保護者、地域住民が共に取り組む期間を設定する
ことにより、子どもに適切なメディア使用の習慣を身に付けさせるとともに、保護者、地域住民のメディア使用に対する意識の向上を図って
います。
・防犯駅伝(※秋月中のみ)
地域の防犯意識の向上とともに、地域の応援や交通整理など協力しながら中学生を盛り上げていく行事です。
秋月・上秋月・安川地区を7区間に分け、中学生が疾走します。
▲夢カレンダー ▲防犯駅伝 ▲「学問のススメ」週間
※ホームページは随時更新していきます。