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脂肪肝、肝臓病にご注意を

ページID:0014333 更新日:2026年7月1日更新 印刷ページ表示


朝倉診療所は、福岡県肝疾患専門医療機関に指定されています。
肝臓病指導医・専門医に加えて、肝臓病の研修を受けて認定された薬剤師、看護師、事務職員などが必要で、肝臓病のチーム医療や、肝炎の専門的治療が可能になります。

現在、健診を受ける成人の3 ~ 4 人に1 人(25%~ 30%)に脂肪肝がみられます。
脂肪肝の中には、単純な脂肪肝や、肝硬変や肝臓がん、心血管障害に進行する警戒を要する脂肪肝(アルコール性脂肪肝や代謝異常関連脂肪肝)があります。
令和2 年に新しく提案された脂肪肝の定義では、「肥満」、「2 型糖尿病」、または「2 種類以上の代謝異常」が併発している場合、代謝異常関連脂肪肝(MASLD) と診断されます。
一般的な診療では、高血圧や高脂血症、糖尿病などの患者さんで肝機能に異常が見られることがあります。
内科で治療を受けている場合もありますが、肝臓に関する検査が行われていないことが多いため、肝臓内科を受診することをおすすめします。

脂肪肝の治療は、食事と運動によるダイエットが重要で、現在の体重の5 〜7%を減らすことが目標です。
体脂肪を減らし筋肉量を増やす肝炎体操(久留米大学消化器内科の川口教授考案)もおすすめです。
運動することは、高血圧、糖尿病、脂質異常症などのメタボリック症候群の治療だけでなく予防にもなります。

食事療法と日々の運動を行うことで、生活習慣病の治療や管理に効果的で、認知症、脳卒中、心臓血管障害、腎臓病からの透析、悪性腫瘍(がん)などの発病も抑えることができます。

肝機能異常(ALT 値が30 以上)と指摘された人は、一度、肝臓病専門医への受診をされることをおすすめします。

 

朝倉診療所長 石井邦英