ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 朝倉診療所 > わたしたちの健康 > わたしたちの健康 > 帯状疱疹ワクチンについて

本文

帯状疱疹ワクチンについて

ページID:0002135 更新日:2025年12月22日更新 印刷ページ表示

帯状疱疹!そうです昔は胴巻き(どうまき)と言われていました。

『胴巻きが一周したら死ぬ!』と噂されていましたが、帯状疱疹は一周しません。

帯状疱疹は神経に沿ってウイルスが拡がります。体の神経は左右別々になっていますので片方だけで帯状疱疹は止まります。

実際に一周して亡くなった方を見たことも聞いたこともありません。

さて、この厄介な帯状疱疹のウイルス、実は子供の頃に感染した水痘(水ぼうそう)のウイルスが治った後も脊髄の神経節に潜んでいます。

普段は自分の抵抗力・免疫力で抑え込んでいます。しかし、別の病気や加齢、疲労、ストレスによって免疫力が低下して、この帯状疱疹ウイルスが元気を取り戻してしまいます。(再活性化といいます)

帯状疱疹は50歳以上で増加し、80歳までには3人に1人は発症すると言われています。

帯状疱疹の患者の7割が70歳以上です。 外山望. 日臨皮会誌. 2019; 73(5): 186-189.

そして、この帯状疱疹のウイルスは日本人のおよそ9割の方が持っています。

ですから、帯状疱疹は他人事(ひとごと)ではありません。

帯状疱疹の予防策としてワクチンがあります。

このワクチンは発症予防だけでなく帯状疱疹にかかったとしても後遺症のピリピリジンジンのつらい神経痛の発症を予防することも報告されています。

最近、帯状疱疹ワクチンは新薬も使うことができるようになりました。

今までのワクチンと新薬の2種類から選ぶことができるようになりました。

以前からのワクチン『ビケン』と新薬のワクチン『シングリックス』を比較したいと思います。

まず、以前から使われておりますワクチン『ビケン』は水ぼうそう(水痘)のワクチンです。先ほどお話ししましたように、水ぼうそうと帯状疱疹のウイルスは同じものですので、水ぼうそうのワクチンが帯状疱疹にも効果があります。

これは、水ぼうそうのウイルスの病原性を極度に弱めた、弱毒化生ワクチンに分類されます。

長年使われた経験から副作用のデータも十分に揃っています。

主な副作用は比較的軽症で倦怠感と注射した腕の痛み、腫れです。

利点としては1回の注射で5年程度効果が持続します。副作用も軽いです。

一方、新薬の帯状疱疹ワクチンの商品名は『シングリックス』と言いまして、遺伝子組換えの不活化ワクチンになります。

効果は以前の生ワクチンに比べて予防効果が高く、予防効果の持続期間も9年以上です。

効果は高いのですが副作用の注射した腕の腫れや頭痛、倦怠感が『ビケン』と比べてやや強いとの報告があります。

更に1回目のあとに追加接種で2ヶ月後~6ヶ月以内に2回目を注射する必要があります。効果も高いですが費用も高いです。

帯状疱疹ワクチンは保険外診療となりますので健康保険が効かず全額自己負担となります。

 

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が十分掲載されていましたか?
ページの構成や内容、表現は分かりやすかったですか?
この情報をすぐに見つけられましたか?