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林 与吉郎先生への追悼講話 

ページID:0002760 更新日:2025年12月22日更新 印刷ページ表示

 平成20年6月末に、診療所の初代所長であり、この健康講和の生みの親でもあった、林 与吉郎先生がお亡くなりになりました。享年96歳。今回は、与吉郎先生がお書きになった、「現代養生訓」と「長寿設計」という二冊の小冊子の一部を、抜粋してお話しします。

人生はたくましく堂々と先太りで行こう日本は世界一の長寿国になりました。長生きは確かに喜ばしいことですが、問題は中身なのです。その人がどんな人生を送ったかが、長生きの価値を決めるのです。大いに働き大いに食い、酒も飲み、楽しみも持ち、精一杯人生をエンジョイする。気がついたら百才にもなっていた。そして或る日、真っ赤に熟した柿がポツンと落ちるように死んで行く。農家の人はタンボの中で、商売する人は店先で、医者の私は聴診器をにぎったままで。これこそ本物の長生きでしょう。

長寿十訓

  1. 人生は気魄(きはく)である。
    気魄は生き甲斐から生まれ、生命の躍動をうむ。気魄なき人生は老化を早める。
  2. 死ぬまで現役である。
    人生とは死ぬまで前進することである。わが道一筋に生き抜いた人を人生の勝利者という。隠居は自殺と同じ。
  3. 長寿は求めて得られるものではない
    毎日を精一杯働き続けた人に与えられる勲章である。長生きの努力は、先細りの貧相な人生に終わる。
  4. 使わぬところは駄目になる
    頭を使わねば恍惚になり、体を使わねばヨロヨロになる。(体を使い過ぎると老化を早めますが、大脳には使い過ぎはありません。)
  5. 人生の達観
    リキまず、アガらず、大河の如く。生命は無欲に燃え、貪欲に枯れる。齢相応が一番自然で美しい。
  6. レクリエーションは心の垢落とし
    これだけでは充たされない。生き甲斐あっての気晴らし。充実と開放の兼ね合いが大切。
  7. 手当たり次第になんでもたべる
    長寿食とは品数多く食べることである。秘薬や万能薬はない。(健康食は和洋折衷で。齢をとるほど美食をしよう。)
  8. 八時間は寝床に
    ねむれなくても寝ていれば体はやすまる。夏は昼寝を一時間。(齢をとると夕飯が済むとすぐねむくなり、夜半にめざめて、しばらく眠れない。夜明けにまたトロトロまどろむ。ニワトリに似た眠りで、老化現象ですが、生理的なものですから心配いりません。静かに眼をつむって寝ていてください。それで十分疲れはとれます。)
  9. 一剣をみがく
    剣は人生創造の秘器、遊び道具ではない。使い過ぎず、さびつかせず、古い刀程手入れを念入りに。剣がさびても気は若く。
  10. 命を医者にあずける
    年に一度は成人病検診。病気に振り廻されると、いのちは枯れる。熱病・急病以外は寝ないで治す。予防注射は必ず受ける。

 いずれも30年近く前にまとめられたものですが、現在でも十分参考になるものだと思います。二冊とも診療所に置いてありますので、興味のある方はお読みになって下さい。

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