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本日ここに、令和8年第3回朝倉市議会定例会を招集いたしましたところ、皆様方にはご多忙の中、お繰り合わせご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
本定例会は、私が市長就任後初めての定例会でございますので、今後の市政運営に対する私の所信や基本姿勢などを申し上げまして、議員の皆様をはじめ市民の皆様、関係各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
このたびの市長選挙により市民の皆様のご信任をいただき、第6代朝倉市長として市政を担わせていただくこととなりました。改めて、その責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いであります。
また、これまで本市のかじ取りを担い、特に豪雨災害からの復旧・復興を着実に推し進めてこられた前市長のご尽力に対し、深い敬意と感謝を申し上げるものであります。こうした歩みのバトンを確かに受け継ぎ、市民の皆様の期待と負託に誠実に応えるとともに、謙虚な姿勢で、公正で開かれた市政運営に全力で取り組んでまいります。
私は、朝倉市には、若者の流出や地域産業の担い手不足、子育て世代の負担感、地域コミュニティの維持、空き家の増加などの課題があると認識しています。今回の選挙にあたり、こうした課題に対し、教育・雇用・暮らしの分野を連携させ、挑戦する人を支え、将来世代が安心して暮らし続けられる環境を整えることが重要であると考えました。そのうえで、「新たな活力を生み、若き人材を育てる」ことを掲げ、市民と行政が共鳴しあい、朝倉市に新たな風と力を生み出すため、5つの挑戦をお示しいたしました。
その一つ目は「若い力の流出をStop!」であります。若者の流出に歯止めをかけることを最重要の戦略課題と位置づけ、若者が定着し、選ばれる都市の実現を目指してまいります。具体には、本市で生まれ育った若者がこれからも住み続けたいと思える施策に取り組むとともに、一度市外に出た人材が戻ってこられる仕組みづくりや環境、また教育や体験を通じた地域への愛着、いわゆるシビックプライドの醸成を進め、朝倉市の魅力と価値が市内外に浸透するよう取り組みます。併せて、地価の安さや福岡都市圏に近接する強みを生かし、住まいと仕事の両面から若い世代に選ばれるまちづくりを進めます。
二つ目の「企業誘致や起業支援で雇用を創出!」につきましては、企業誘致・起業支援・事業承継支援を進め、働く場を確保してまいります。具体には企業誘致に向けた調査研究を行うとともに、立地の強みを打ち出し、空き公共施設や遊休地の活用により、起業や副業など挑戦できる環境を整え、スタートアップ企業への支援体制を構築します。加えて、若いIT人材を戦略的に呼び込み、多様な働き方ができる企業・人材の誘致を進めてまいります。農業分野につきましても、新規就農への挑戦支援や法人化支援などにより担い手の確保・育成を図るとともに、生産性の向上や付加価値化、販路の拡大等を通じて、持続可能で稼げる農業の実現に取り組みます。
三つ目の「女性を応援!就労と子育ての両立を実現!」につきましては、誰もが仕事と子育てを両立できる環境づくりを進めてまいります。具体には、働く人、事業者、市が課題や支援の在り方を共有し、改善につなげる協議会を立ち上げるとともに、働く場の確保と子育て環境の強化を一体で推進してまいります。子育て支援につきましても、子育て世代の声を丁寧に伺い、支援策の拡充に加え、子育てしやすいまちとして選ばれるための取組を強化し、誰もが安心して暮らせる環境づくりの改善につなげてまいります。
教育分野では、保護者や教育関係者の声を直接聞く仕組みを整え、外国語指導や英語教育の充実を図るとともに、朝倉市ならではの特色ある教育環境づくりを進め、あさくら愛を育む取組を図ってまいります。
四つ目は「出前型情報公開の徹底推進!」です。行政情報は市民のものであるという考えのもと、私自ら地域に伺い直接対話を重ね、情報の共有を図ることで市民との信頼関係を構築してまいります。
五つ目は「朝倉ブランド化の推進!」です。観光・食などの魅力をブラッシュアップし、目玉となる旅の目的物を創るなど、魅力ある朝倉市を強く発信してまいります。併せて、3つのインターチェンジや甘木駅周辺の利便性向上、広域交通の活用などを通じ、都市機能の磨き上げにも取り組みます。
その他、朝倉市の強みである水の清らかさを守る取り組み、国際交流や文化事業の振興、空き家対策や高齢化対応など、種々ある施策についても着実に前に進めてまいります。
以上、今後の市政運営に当たっての基本的な考え方を申し述べましたが、議員各位並びに市民の皆様とともに、朝倉市のさらなる発展に向け全力で取り組んでまいります。重ねてご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、市長就任の所信表明といたします。